EPPとは? EDRや従来のアンチウイルスとの違い、機能をわかりやすく解説

「2023年までに、世界の企業の70%以上が従来のアンチウイルスを超える包括的なエンドポイント保護プラットフォーム(EPP)を導入する」とガートナーは予測しています。

この驚異的な数値は、サイバーセキュリティの分野における大きな転換点を示しています。日々進化するサイバー脅威の現実に直面し、企業は新たな対策の必要性を痛感しています。EPPとEDRは、この新しい時代の先駆けとなる技術であり、ビジネスの継続性、データの安全性、そして顧客の信頼を守るための重要な柱です。

本記事では、EPPの全貌を解き明かし、従来のセキュリティソリューションとの違い、そしてその重要性を深く掘り下げます。デジタル化が進むビジネス環境において、なぜEPPとEDRが今、そしてこれからの企業にとって不可欠なのか、その理由を明確にしていきます。

EPPとは

EPP(エンドポイント保護プラットフォーム)は、現代のサイバーセキュリティ環境における重要なプラットフォームです。EPPは、企業エンドポイントデバイス(PCやスマートフォンなど)をサイバー攻撃、マルウェア、その他の脅威から保護します。まずはEPPの歴史を見ていきましょう。

EPPの歴史:シンプルなウイルス対策からの進化

EPPは、従来のアンチウイルスソフトウェアの進化形として誕生しました。初期のウイルス対策ソフトウェアは、主に既知のウイルスのシグネチャ(特徴)にもとづいて脅威を検出していましたが、現代の脅威環境はこれだけでは対応できなくなっています。

サイバー攻撃は日々進化し、より洗練され、未知の攻撃(ゼロデイ攻撃)も頻発しています。これに対応するため、EPPは複数の防御層を組み合わせ、リアルタイムでの脅威検出と対応が可能なシステムへと進化しました。

研究によると、サイバー攻撃の数と複雑さは年々増加しており、企業のセキュリティ戦略において多層的な防御が求められています。EPPは、単に脅威に対処するだけでなく、エンドポイント環境全体の安全を確保します。

具体的な機能としては、ネットワークトラフィックの分析、異常行動の検知、データの暗号化、デバイス管理など、多面的なセキュリティ対策ができるのです。さらに、EPPはクラウドベースの分析と機械学習を活用することで、未知の脅威に対しても迅速に反応することが可能。

EPPは従来のアプローチから一歩進んだ、より広範で適応性の高いセキュリティ対策を提供することにより、企業のエンドポイントを包括的に保護するための鍵となっています。

EPPの主要機能

EPPの主要機能は従来のアンチウイルスソフトウェアを大きく超えています。ここからは、EPPの主要機能を見ていきましょう。

リアルタイム監視と脅威検出:迅速な識別と対応

EPPの最も重要な機能の一つは、リアルタイムでの監視と脅威検出です。これは、エンドポイントデバイス上で発生するすべての活動を継続的に監視し、異常な挙動や潜在的な脅威を即座に識別します。

たとえば、未知のマルウェアやゼロデイ攻撃が発生した場合、EPPはその挙動を分析し、既知の脅威と比較することで迅速に警告を発します。

研究によれば、多くのサイバー攻撃は初期の侵入から数分以内にデータを危険に晒すとのこと。EPPはこのような攻撃をリアルタイムで検出し、早期段階で対処することで、大規模な被害を未然に防ぐのです。

また、高度な機械学習と連携することで、脅威検出の精度はさらに強化され、継続的な学習と適応により新たな脅威パターンを素早く特定できるようになっています。

自動対応と修復:迅速な解決と回復

脅威が検出された場合、EPPは迅速に感染したファイルの隔離、悪意のあるプロセスの停止、さらには攻撃がシステムに与えた影響の修復などの対応を実施します。EPPの自動対応機能は、攻撃の影響を最小限に抑えるために重要であり、攻撃が検出されてからわずかな時間でシステムの正常な状態を回復させることが可能です。

また、EPPは不正な変更を元に戻す機能も持っており、感染がもたらしたシステムの変更やデータの損失を効果的に回復できます。

EPPとEDR・従来のアンチウイルス・NGAVとの違い

それでは、EPPはEDR(Endpoint Detection and Response)、従来のアンチウイルス、NGAV(次世代アンチウイルス)などの他のセキュリティソリューションとどのように異なるのでしょうか。ここからは、EPPと各セキュリティソリューションの違いを見て、EPPの位置づけを明確にしましょう。

EDRとの違い

EDRは主にエンドポイントデバイス上の脅威検出と対応に特化しています。EDRは、異常な行動や進行中の攻撃を検出し、リアルタイムの脅威対応を提供します。

一方、EPPはより包括的なソリューションで、エンドポイントの保護、脅威の防止、リスク管理、データのセキュリティなど、より広範なセキュリティ機能を備えているのです。EPPはEDRの機能を包含しつつ、予防対策や修復、セキュリティ管理機能を統合しています。

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従来のアンチウイルスとの違い

従来のアンチウイルスソフトウェアは、主に既知のウイルスやマルウェアに対するシグネチャベースの検出に焦点を当てています。

これに対し、EPPはシグネチャベースの検出に加えて、行動ベースの分析、機械学習を用いた未知の脅威の検出、脆弱性の管理、デバイスのコントロールなど、多層的な保護を提供します。

EPPは、進化する脅威環境に適応するために設計されており、従来のアンチウイルスがカバーできない脅威にも対応します。

NGAVとの違い

NGAV(次世代アンチウイルス)は、従来のアンチウイルスの進化形であり、主に未知のマルウェアやゼロデイ攻撃に対応するために開発されました。NGAVは、機械学習やAIを活用して脅威を予測し、より高度な保護を提供します。

EPPはNGAVの機能に加えて、デバイスの管理、データの暗号化、ネットワークセキュリティなど、組織のセキュリティを全体的に強化する機能を含んでいます。

現代のサイバーセキュリティにおけるEPPとEDRの重要性

エンドポイントは、サイバー攻撃の主要な入口点の一つです。リモートワークの普及やモバイルデバイスの使用増加に伴い、エンドポイントの数と種類は急速に増加しています。これにより、攻撃対象の増加という形で新たなセキュリティ上のリスクが生まれているのです。

EPPは、これらのエンドポイントを総合的に保護し、マルウェア、ランサムウェア、ゼロデイ攻撃などの多様な脅威から防御するために不可欠です。

対してEDRは、エンドポイントにおけるサイバー攻撃の検出と対応に重点を置いています。特に、進行中の攻撃や複雑な脅威に対して、リアルタイムでの監視と迅速な対応を可能にするのが特徴です。攻撃の兆候を検出し、その原因を特定し、攻撃を中断させることで、被害の拡大を防ぎます。さらに、EDRは脅威の根本原因を分析し、将来の攻撃に対する予防策を強化するための貴重な情報を提供することも可能。

EPPとEDRは、互いに補完し合う関係にあります。EPPは予防的なセキュリティ措置を提供する一方で、EDRは攻撃が発生した後の対応と調査に焦点を当てています。両方のアプローチを採用することで、サイバー脅威のスペクトル全体に対処することが可能になります。

EPPに関するよくあるQ&A

最後に、EPPに関してよくあるQ&Aを見ていきましょう。

Q1:サイバーセキュリティにおけるEPPとは?

EPPは、エンドポイントデバイスをサイバー攻撃から保護するための包括的なセキュリティソリューションです。マルウェアからの保護、リスクの評価、脅威の検出と対応、ネットワークセキュリティといった多様な機能が含まれています。

サイバー攻撃の種類は多様化していますが、EPPを導入することで、多くのサイバー攻撃に対処できるようになるのです。

Q2:EPPは従来のアンチウイルスソリューションとどう違うのか?

従来のアンチウイルスソリューションは主に既知のウイルスとマルウェアに対するシグネチャベースの検出をしていました。EPPはこれに加えて、未知の脅威やゼロデイ攻撃に対応するための行動分析、機械学習、自動対応メカニズムなどを備えているのです。

Q3:EPPはゼロデイ攻撃から保護できますか?

はい、EPPはゼロデイ攻撃に対応できます。なぜなら、EPPは既知の脅威シグネチャに依存せず、異常な行動パターンや不審なネットワークアクティビティを監視するためです。機械学習と行動分析により、EPPは未知の脅威を検出し、リアルタイムで対処することができます。

Q4:EPPにおいてAIはどのような役割を果たしますか?

AIはEPPの中核を成す要素であり、未知の脅威の検出、脅威の予測、異常行動の分析に重要な役割を果たします。AIによって、EPPは大量のデータを効率的に処理し、パターンを学習してリアルタイムの脅威分析を行います。

まとめ

EPPは、現代のサイバーセキュリティの要件を満たすために不可欠なソリューションと言っても過言ではありません。従来のアンチウイルスソフトウェアの進化系であり、包括的なセキュリティ対策を提供するため、企業の機密情報やデジタル資産を守ることができます。

しかし、EPPを導入しても100%サイバー攻撃を防げるわけではありません。そのため、サイバー攻撃を受けることを前提とした「被害を最小化する対策」も必要です。サイバー犯罪者が盗んだ情報を売買するのがダークウェブ。

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